チェンマイで悠々として急げ!

カレン族の村から迷い出たクンター(爺様)のよれよれ、とぼとぼ「再生記」

カテゴリ: チェンマイのイベント

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 70年代初めから80年代末にかけて一世を風靡したロックバンド「Queen」。

 恐るべき広域音程の持ち主だったリードボーカルのフレディ・マーキュリーは、あの伝説的な「LIVE AID」での熱狂的な演奏を最後に、非情のHIV感染を仲間に告白したという。

 進行する病状と衰える体力、そして何よりも世間の謂われなき偏見と蔑視に苦しみながらも音楽への情熱を失うことなく、まさにQueenのごとく誇り高く、孤絶の中でひとり闘いながら燃え尽きた。

        *

 その生涯を追った映画「ボヘミアン・ラプソディ」は、「館内応援型鑑賞(一緒に歌い叫び踊る)」というユニークな上映スタイルを生み出しつつ数々の興行記録を打ち破り、ついに「アカデミー賞5部門」にノミネートされた。

 以下にシェアした映像は、その「LIVE AID」での迫真の演奏シーンである。

 https://youtu.be/A22oy8dFjqc

 爺さまのFacebookには映画シーンとの対比動画を載せたのだが、こちらの方がずっと演奏に集中できる。

 そして今日、チェンマイでは今日の午後5時20分から、この映画が上映されるらしい(SFX CINEMA MAYA Chiangmai )。

 気になるのは「英語吹き替え」という表記なのだが、これ一体、どういう意味なのだろう?

 何よりも問題なのは、映画館のクレイジーなまでの冷房の効き過ぎだ。

 12年ほど前、初めてチェンマイの映画館で長大な歴史映画「ナレースワン大王」を観たのだが、見終わった頃にはぶるぶるで、その夜からてきめんにひどい風邪をひいてしまったのである。

 あれから、一度も映画館には入っていない。

        *

 あの寒さに対抗するには、毛糸の帽子、セーター、ダウンジャケット、厚手のズボン、靴下などなど、完全な防寒対策が必要だ。

 さて、先々の食費を削ってそれらを買いに走るか。

 いずれ「YOUK」などで、著作権無視の犯罪的な完全放映がなされるのを待つか。

 女王様よ、それが問題なのだ!

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★クンター、今日のお薦めです。
フレディ・マーキュリー~孤独な道化~
レスリー・アン・ジョーンズ
ヤマハミュージックメディア
2018-12-20

カオソーイ3

またまた、爺様も暇なこったねえ。

今度はいってえ、なにをおっぱじめるつもりなんだい? 

え、カオソーイ愛好会?

そんなもなあ、おまいさんよお。

うまけりゃ黙って、ワシワシ喰やあそれでいいのさあ。

ゴタゴタ理屈なんぞ並べるから、スープは濁る、麺は伸びる、母ちゃんにゃあ逃げられる。

ついでに、まずいカオソーイ屋が人気店とし幅を利かす、でけえ面をするんだよお。

え?

親愛なる同士諸君、だからしてえ我々えチェンマイ・カオソーイ愛好会はあ、真摯なる自己否定の上に立ってえ、敢然たる理論武装を貫徹しい、不退転の覚悟で悪を倒しい、邪をただしい、正義の道を進もうではないかあ!

どん!(机を叩く音) 

カオソーイ1


勝手にしろい!

じゃあ、おいらあ先に行って、いつもの旨いカオソーイ屋で待ってるからよ。

♪今日もカ〜オソイ、明日もカ〜オソイ、これじゃ年がら年中、カオソ〜イ、カ〜オソイ♪

 会員の皆様、エノケンの「コロッケの唄」のメロディに乗って、今日も元気に歌いましょう!

カオソーイ2


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★クンター、今日のお薦めです。

大物7キロ

 チェンマイ一帯の釣り池では、毎週日曜日、釣果によって獲得賞金を競い合う「フィッシング・コンペ」が行われているという。

「そりゃあ、面白そうだ! さっそく、稼ぎに行こう!」

 慢性金欠病患者の爺様が、いたく興奮してそう叫ぶと、釣り好きの友人がさっそく現場に案内してくれた。

     *

 会場の釣り池に入って行くと、まあ、いるわ、いるわ。
混雑

 さほど大きくない釣り池のまわりが、人でびっしり埋め尽くされている。

 近づいてみると、日除けのアンブレラを広げた釣り人たちが、肩を並べるようにして竿を振ったり、釣り糸を垂れたりしている。
釣れた?

 対岸も、同様だ。
対岸でも

 ちょうど昼時で、飯を食べながら浮子をにらんでいる人もいる。
昼飯

 今日の挑戦者は、なんと制限リミット一杯の120人!

    *

 このコンペの対象魚は、ナマズである。

 エントリー料金は、一人1,000バーツ(約3,500円)。

 決して安くはない金額だが、予約は週初めにすぐに一杯になるそうである。

 コンペの仕組みは、いとも簡単だ。

 朝9時から夕方の5時までの間に、一番重量のあるナマズを釣りあげた人が優勝である。

 一等賞金は、なんと5万バーツ!

 1位から20位までが、賞金の対象になる。

 ニコニコ丸顔の親爺が愛想を振りまく受付&計量所の奥に、「一等10万バーツ!」と大書した古い垂れ幕が貼ってある。
ビッグイベント

 これは何だと訊けば、たまに「ビッグイベント」を開催することがあり、そのエントリー料金は通常の倍の2,000バーツなのだという。

 もしも優勝すれば、エントリー料を差し引いても9万8,000バーツ。

 これを聞いた爺様の血圧は、にわかに急上昇。

 両手をわなわな震わせ、心臓をバクバクさせながら「釣らぬ大魚のキロ算用」にふけるのであった。

     *

 待つ事しばし。

 手前奥の釣り場で、大物がかかった(冒頭写真)。

 奮闘の末にようやく取り込んだ釣り師が、大きなすくい網に獲物を入れ、息を弾ませながら計量所に駆け込んでくる。
計量に臨む

 スタッフが暴れる大物を足とタオルで抑え込み、手早く鈎を外してから計量器に載せる。
計量

 なんと、7キロである。

 おお、優勝かあ!?

 だが、午前中にはすでに10キロの大物があがっているのだという。
 
 うーむ、残念。

 これまでのコンペにおける最重量記録は、15キロなのだそうな。

     *

 それにしても、暑い。

 気温は35℃に近いだろう。

 いかに日除けがあるとはいえ、この炎天下で朝の9時から午後の5時まで粘るなんて、とても堪えられそうにない。
人がずらり

 むろん、高額賞金獲得への夢が原動力であるには違いない。

 だが、わずか100メートルの距離でさえ歩くのを嫌い、バイクを使う多くのタイ人たちの平常の振る舞いからすると、この場における我慢強さは「異様」としか言い様がない。

 かくして、「濡れ手に粟」をもくろんだ爺様の甘い目論みは、体力、気力の衰えの面から、瞬時に「泡」と化したのだった。

     *

 それにしても、タイ人の発想は奇抜である。

 たとえ、夕方には賞金を払わねばならぬにしても、入場制限一杯の120人がエントリー料金1,000バーツを前払いするのだから、このニコニコ丸顔の親爺の懐には、すでに12万バーツもの大金が転がり込んできたわけだ。

 これに、餌代や昼食代、飲み物代などを含めれば、まさに「濡れ手に札束」である。

 ニコニコするのは、当然だわなあ。

 この果報者め!
受付

 一等5万バーツを筆頭に20位までの賞金を、仮に総計9万バーツと見積もっても、わずか1日で3万バーツ以上のあがりなのである。

 タイ人の一日最低賃金が300バーツであることからすれば、これは強欲きまわりない「天才的な詐欺商法」と言うべきであろう。

 絶対に許せない悪魔の所業である。

 ああ、実にうらやましいなあ。

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★クンター、今日のお薦めです。

会場入り口

 なんなんだ、これは!?

 天から舞い降りてくるような叙情的なピアノの旋律に全身を包まれながら、不意に涙が溢れ出した。

 別に、具体的な「死」や「別離」を連想したわけではない。

 しかし、その旋律は私自身の深いところに沈んでいた形にならない哀しみを一気に解き放ち、まるで途方に暮れた子供の背中をさするように、とめどもない涙を誘ったのである。

    *

 曲は、フランツ・リストの「詩的で宗教的な調べ」という曲集の第七番「葬送」。

 演奏者は、日本の新進ピアニスト高木直樹さんである。
高木直樹

高木さん2

 会場は、センタンの裏にあるロータスホテル内のバーンロイチャン・ホールだ。

 小ぢんまりとした会場には、最前列に座った私を含めて10数人の観客しかいない。

 私が会場に入ったときには他の観客はまだ誰もおらず、手持ち無沙汰になった私は、会場の窓外に広がるドーイ・ステープの光景にうっとりと眺め入ったくらいだ。
窓からの風景

 なぜなら、ここは「チェンマイ・ヒナステラ国際音楽祭」の一環として行わている若手コンクールの最終決勝の場だからである。
オーナメント

 審査の現場を無料で公開して、観客と一緒に雰囲気を盛り上げていこうという試みらしい。

 だが、この11日から始まった世界的な奏者による連日のコンサートは満員続きの盛況だったというが、無名の若手たちの演奏を朝の9時からわざわざ聴きにいこうという物好きは数少ない。

    *

 本音を言えば、13日の夜に行われた上海フィルハーモニック・オーケストラの「ベートーベン交響曲第七番」を聴きたかった。

 なぜなら、その第二楽章は、亡くなった妻がまだ元気な頃、「俺が先に逝ったら、この曲を葬送の曲にしてくれ」と頼んだほどに、惚れ込んだ曲だったからである。

 だが、私がこの音楽祭に関する情報を『ちゃ〜お』(チェンマイ発の現地情報紙)の紙面から得たのは14日の午後で、すでに手遅れだった。

 17日最終日のコンサートも満員だという。

 そこで、16日に行われる「コンクール最終決勝」で、イキのいい若手の演奏を楽しもうと気持ちを切り換えたのである。

 ここまで残った奏者たちなら、きっと相当にレベルが高いはずだ。
フルート

 最初の演奏は、韓国人男女による「フルートとピアノのためのソナタ」。

 思った通りに、力強く、かつ繊細な旋律が流れだす。

「おお、これは当りだったなあ」

 ニューヨークでのオペラ三昧以来、実に10数年ぶりに生のクラシック演奏に触れた私は、静かな興奮にとらわれていた。

 そして、2番手として登場したのが前述の高木さんだ。
     
      *

 本人の英語による名前と曲名紹介を聞いて、大変失礼ながら「ちょっと頼りないなあ」と思った。

 こうした国際的なコンクールの場では、もっと堂々と、たとえ発音は悪くともハッキリとしゃべることが重要だ。

 ピアノに向かってからも、数秒間、うつむいて祈るような、あるいは集中力を高めるような仕草があった。

 これも気弱そうで、あまり好印象を与えない(むろん、好感を持つ人もいるだろう)。

 ところが、どうだ。

 その数分後に私は、天井を仰いで溢れる涙を必死でこらえ続けていたのである。

      *

 奏者交代の合間にトイレに立って、会場に戻ろうとすると、ちょうど高木さんが会場から出て来たところだった。

 拍手をしながら、彼に歩み寄った。

「素晴らしかった! 泣きました。本当に涙が・・・」

 そう言いかけたところで、次の演奏が始まりそうになった。

 もっと言葉を交わしたかったのだが、咄嗟に「頑張って!」

 それだけ言い残して、会場に戻った。

 すぐに、バンコクからやって来たサクソフォン・カルテットの演奏が始まった。
サクソフォン

 次に、同カルテットの一人がテナー・サックスを吹きまくる。
テナーサックス

 そして、日本人女性二人によるバイオリンとピアノのためのソナタ。
日本人女性

 最後は、マレーシア男性によるバイオリン・コンチェルト。
ブルック

 午前中に、6候補の演奏が終わった。

 時間がなくて、残念ながら午後の部の演奏は聴くことができなかった。

 結果発表と表彰式は、17日の夜のガラコンサートの合間に行われるという。

 現時点で、ホームページによる受賞者発表はまだ行われていないようだ。

 http://www.chiangmai-imf.com/jp/(チェンマイ・ヒナステラ国際音楽祭&コンクール)

     *

 クラシック晩学の私なんぞにできることは、ただひたすら彼の優勝を祈ることしかないのだけれど。

 「頑張って」などというありきたりの言葉しかかけられなかった自身の間抜けさ加減に、呆れるばかりである。

 せめて、カレン語で「オーマチョーパー(幸運を)」と叫ぶべきであった。

 もっとも、その意味は彼にはまったく通じなかっただろうけれど・・・。

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