チェンマイで悠々として急げ!

カレン族の村から迷い出たクンター(爺様)のよれよれ、とぼとぼ「再生記」

カテゴリ: 66歳からの再出発

千手観音

 山奥の村を離れてから、まともに眠ったことがない。

 平均睡眠時間は、4〜5時間。

 いくら酒や催眠剤で丸め込もうとしても、深夜の2時、3時になると、「不眠の虫」がざわざわと騒ぎ出す。

 ひとつには、窓のカーテンが薄いために、泥棒除けに灯された軒灯、ガレージ灯の明かりがカーテン越しに差込んで明るい、ということもあるのだろう。

      *

 むろん、年寄りのことであるからして、村にいたときも深夜や明け方に小用に立つ事はあった。

 しかし、催眠剤を追加すれば再び眠りに落ちたり、うつらうつらとして朝を迎える事ができたのだ。

 けれど、たった一人のこの部屋では、頭と胸にさまざまな想いが充満して、まったく寝直しができないのである。

 高血圧症患者のくせして、やけくそに煙草を吹かし、狭い部屋の中をウロウロしたり、まだ暗い窓の外を眺めたあとで、すぐに諦めて顔を洗うしかない。

 そして、朦朧とした頭でネットチェックを始めるのである。

     *

 だからして、空が明るんでくる6時過ぎになると、すっかりふらふら、よれよれだ。

 でも、ここでふとんに潜り込んでも眠れないことは分かっている。

 そこで、勇を振るって朝の散歩に出る。

 二日目に、小さな公園と祠のようなものを見つけた。
観音遠景

 近づいてみると、なんと「四面観音菩薩」(たぶん)が祭ってある。

 念のために、通りがかりの老婆に訊くと、少し考えたあとで「ヒンドゥー」と呟いたから、間違いはないだろう。

 そばによって仰げば、なかなかにいいお顔だ。

 なんだか、「頭と胸の肩こり」のようなものがすーっと溶けて行くような気がした。
象

 四隅で菩薩を守る銀色の子象や、お供えの愛らしい置物の数々が、微笑みを誘う。
象の置物

 ここで毎朝お参りと体操をすれば、きっとまた眠れるようになるかもしれないなあ。
置物



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女神と共に


 いやはや、いかに無料とはいえ、今度のブログは実に操作性が悪い。

 書いていた記事がプレビューのあとで消えてしまうわ、広告を非表示にしてもしつこく現れる続けるわ、届いたコメントは瞬時に消えてしまうわ、残っても返信はできないわ。

 こちらの老化現象もあるのだろうが、旧ブログではなかった事態が次々に起こってしまう。

 せっかくコメントをいただいても表示や返信ができなかった皆様には、くれぐれもお詫び申し上げたい。

     *

 さて、一昨日のことだが、友人のウイワットがいきなり、私のFacebookにご覧のような絵をタグ付けしてきたので、のけぞった。

 なんとなく私の顔にも似ているようでもあるが、髪は黒々としているし、眼鏡は超高級品風だし、服装は妙に派手である。

 もっとも驚いたのは、まるで女神を思わせるような美女が脇に寄り添っている点である。

 一体、誰なんだあ、この美女は!?
     
     *

 ウイワットは、まず描く対象の写真を携帯で撮って、時間ができたら、その画像を眺めながらスケッチや色づけを行って行く。

 運転の合間に乗客の写真を撮り、彼らが観光している待ち時間にそれを絵にすることもあるという。

 基本的には画像に忠実な似顔絵のような出来だから、望まれて客にプレゼントすることもしばしばで、大いに喜ばれているそうだ。

 しかし、私はこの美女と一緒のところを写真に撮られた覚えはない。

 一体、どういうことなんだ?

     *

 問いただしたところ、これは私の新たな門出に向けて祝福と開運の祈りを込めた「創作画」なのだそうだ。

 美女のモチーフは、どこぞのSPAのリーフレットから拝借したという。

 なあんだ、北タイの伝説的な女神じゃなかったんだ。

 ちょっと、がっかりした。

     *

 それにしても、タイ人の発想の切り換えが素早いのには呆れてしまう。

 前夜には、オムコイを離れてうらぶれた私の姿を容赦なく描いたくせに、翌日にはこの図柄で、しかも私をできるだけ若々しく見せるように、しかも「美女と一緒でいかにも嬉しい」といったいやらしい(?)笑顔にまで勝手に変えてしまうのである。

 副題は、なんと「新しい女性との新しい出発」。

 おいおいおい、ちと、早過ぎるんじゃないかあ。

     *

 持つべきものは、良き友である。

 彼が支えてくれる限り、先行き知れない明日もなんとか乗り越えていけそうだ。

 マイペンラ〜イ(気にしない、気にしない)。

 連日の不眠で目をしょぼしょぼさせながら、この記事を書いている元番頭さん、思わず植木等の「黙って俺についてこい」を口ずさんでいましたとさ。

「♪銭のない奴は俺んとこに来い、俺もないけど心配すんな。
 見ろよ青い空、白い雲。そのうち何とかなるだろお〜♪」

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th_似顔絵
 

「あ〜、ホッとしたあ!」

 10年も暮らしたオムコイを離れて、すでに1週間。

 そう言いたいところだが、やはり気持ちは重い。

 なにせ、すべてを放り投げて来たのだからして、気持ちがそう簡単に切り替わるわけはない。

 それでも、日々減ってゆく人生の残り時間を、なんとか有意義なものにしなければなるまい。

     *

 そこで、取りあえず新しいブログ作りに取り組むことにした。

 「使いなれた今までのブログで、タイトルや細部だけ換えればいいだろう」

 初めは、簡単にそう考えていた。

 ところがなぜか変更機能が働かず、新規枠を作ろうとしたのだが、これもまた駄目。

 やむなく、別の会社を選んで、一からの出直しとなった。

 タイトルやデザインなども、そのうちにじっくりといじっていくことにしよう。

      *

 さて、冒頭の写真は、友人のウイワットが「オムコイ暮らしへの餞別」として贈ってくれた私の似顔絵である。

 バックには、旧ブログ最後の冒頭写真に使った夕焼けと、彼の頭の中に残っている村の棚田のイメージが描かれている。

 そして、なぜか左の下半身が幽霊のように消えている。

「もう、お前はオムコイから足抜け(?)したんだから、前だけを向いて進め!」

 なんだか、そう言われているような絵柄に、思わずまぶたが熱くなった。

 でも、実物はもっとずっとハンサムなのであります。

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